【雷乃収声】 秋の美しさ

2019 .09 .23

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秋分(しゅうぶん) 

太陽は真東から出て真西に入り、春分と同じように、昼と夜の長さが等しくなります。秋分の日とその前後三日間を合わせた七日間が、秋のお彼岸です。

第四十六候 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)

「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、残暑も落ち着いて秋らしい爽やかな陽気に包まれる頃です。空の様子も夏とは異なり、雄大な雷雲の代わりにもこもことした鱗雲が現れます。夏に大暴れした雷さまも長い休みに入りますが、日本海側ではもうしばらくたつと今度は雷起こしの雷が冬将軍を連れてやってきます。

秋の美しさ

秋になり空がますます高くなった感じがします。今日の日没は高知市で午後6時03分、日暮れの早まりとともに夜長のシーズンです。どこからともなく聞こえてくる秋の虫の鳴き声、特にコオロギの声が気にかかるものです。どこで鳴いているものかと聞き耳を立ててみても、姿を見るにはかなりの努力が必要です。鳴き声を頼りに何とか探し当てると、薄暗い物陰で身体を膨らませて盛んに羽を擦りあわせていました。コオロギの鳴き声は優しく寂しさを感じさせます。そんな秋の虫の合唱を楽しみながら、秋をふりまいてくれる虫たちに感謝の気持ちさえ持つのです。虫ばかりでなく萩の花に女郎花などの秋の草花が季節の深まりを告げています。秋の花には春と違った落ち着きのある美しさがあります。

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