【霜止出苗】竹の秋

2023 .04 .25

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穀雨(こくう)

地上の穀物に実りをもたらす雨が降り注ぐ、という意味です。必ずしもこの時期に雨が多い、ということではありませんが、しっとりとした春の雨がやや長引けば、菜種梅雨(なたねづゆ)などと呼ばれることもあります。

第十七候 霜止出苗  (しもやんでなえいずる)

この頃になると、霜も降りなくなり、苗代(なわしろ)では稲がすくすくと育ち、薄緑色のじゅうたんのように見えます。農家では、まもなく始まる田植えの準備で忙しくも活気にあふれている、そんな様子をイメージさせる言葉です。

竹の秋

木の若葉が日ごとにたくましさを増しています。
緑を深める木々の若葉とは逆に県内の竹林では枯れ葉の季節を迎えています。
「竹の秋」という季語に出会うのも今ごろで「竹の秋」は4月の異名ともいわれています。親竹は地中のタケノコに養分を吸い取られ春4月ごろ、葉が一斉に黄色に変わるのです。これが竹の秋。
逆に秋になると竹の葉は緑が深まりつやつやと輝くそうです。
これが「竹の春」と呼ばれ秋の季語になっているようです。
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※5月に入ると、「ホタルが観られるのは、いつ頃ですか?」という問合せが増えてきます。オーベルジュ土佐山周辺のホタルは例年6月中旬頃です。ホテルの前を流れる川の周辺に、ヒメボタルやゲンジボタルが幻想的な光を放ちます。毎年、「ほたる祭り」が開催され多くの方が来られます。今年の日程が決まりましたらお知らせします。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

次回:<第十八候>牡丹華

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