【芹乃栄】 七草

2017 .01 .05

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小寒(しょうかん)

「寒の入り」ともいわれ、世の中では「寒中見舞い」が贈り交わされます。言葉の上では、この後に来る「大寒」のほうが寒気の強さを表していますが、「小寒の水、大寒に解く」という言い伝えもあり、むしろこの小寒の時期のほうが、より寒気が意識されるかもしれません。

第六十七候 芹乃栄  (せりすなわちさかう)

春の七草のひとつとして知られる芹は、冷たい沢の水辺で育ちます。『日本書紀』に「せり」の名が見られるほど、古くから私たちになじみのある食材です。『万葉集』に、「あかねさす昼は田賜(た)びてぬばたまの夜の暇(いとま)に摘める芹これ」という歌があります。これは芹を摘んで意中の女性に贈った男性の歌で、「昼間は仕事で忙しく、ようやく夜になってからわずかな暇をみつけて摘んできたのがこの芹ですよ」という心。昔も今も、季節の風物を人に贈り、ともに楽しむのは、変わらぬ日本人の美意識なのでしょうか。

七草

「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロこれぞ七草」

春の七草を入れたお粥をこの日に食べると、その年一年の無病息災が叶うといわれています。こうした習慣は次第に薄れてきましたが、それでもこの時期になると、八百屋さんやスーパーの店頭に並べられ伝統行事をアピールしています。七草粥は中国から伝わった古い習わしで、もちろんこの日だけ七草を食べたからといって万病を除けるわけではありません。ただ緑の野菜が少なくなった時期に努めて野菜を食べましょうというのは、誠に理に適った健康法でもあるように思います。

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